新型コロナウィルスの影響を受けて世の中にポケットWiFiやモバイルWiFiという言葉が多く聞かれるようになりました。
リモートワークや在宅ワーク、そして学校のオンライン学習など、普段スマホだけで十分な人もデータ容量の大きなインターネット環境があると便利な状況になりました。
そんな中、自宅に固定の高速インターネット環境がある人は問題ないでしょう。
でも、一人暮らしの学生さんやビジネスマン、OLの方で自宅に固定インターネット回線は引いていないという人も多いのではないでしょうか。

そんな時に役に立つのが「ポケットWiFi」です。大容量の通信容量があって、充電すればコンセントも、ケーブルも要らず、いつでもどこでも高速インターネットが利用できる自分専用の持ち運び可能なWiFiルーターです。
ただ、現在は多くの会社がサービス提供しているので、それぞれのメリット・デメリットをしっかり押さえて損をしない「ポケットWiFi」選びが必要です。
そんな中、テレビCMで大幅に認知度を上げた「どんなときもWiFi」が度重なる通信トラブルを起こし、2020年4月にとうとう新規の申し込みを中止しました。
トラブルの際の運営サイドの対応も非常に悪く、非難が殺到していました。
それでも懲りずに「どんなときもWiFi」のホームページでは、どんなときもWiFiは申し込めないけど、同じグループの他の商品に誘導している始末。
あれほどトラブルを起こし、対応が悪かった会社の他の商品ははたして大丈夫なのでしょうか。
さらに、こちらもテレビCMで認知度アップを目指いしていた「限界突破WiFi」も2020年3月に大きな通信トラブルを起こし、それまで謳っていた容量無制限に、「データ容量に制限はないけど、通信速度に制限があります」という何とも酷い条件が付きました。
画像:限界突破WiFi
「10GB以上 → 128kbps」ということは、128kbpsでは何もできませんので、
実質1か月10GBということでしょうか。
これは、ホームページ上に隠されている「よくある質問」の中を開けてみないとわからないので知らずに加入する人も多いのでは…。
これらの運営会社が採用していたのが「クラウドSIM」というもので、uCloudlink社が提供している仕組みです。ただ、uCloudlink社の声明によると今回の各社のトラブルは「クラウドSIM」自体のトラブルではなく、サービス提供各社に問題があるようですね。
なので、「クラウドSIM」を採用していてもトラブルを起こしているのは上に挙げたような「完全無制限」を謳う一部のサービス提供会社だけです。
とは言ってもやはり「クラウドSIM」に不安感のある人も多いでしょう。
それなら、今の時点でポケットWiFiを選ぶ場合、「クラウドSIM」でも「完全容量無制限」にこだわらず、大容量、安心・安定な高速回線、3日で10GBなどの速度制限なし、月額料金の安さをポイントに選ぶことをおススメします。
容量 | 回線 | 速度制限 | 月額料金 | 備考 | |
NEXT mobile | 30GB | SoftBank | なし | 2,700円 | トラブルで「どんなときもWiFi」が新規休止となったグッド・ラックが運営 |
WiMAX | 制限なし | WiMAX | 3日で10GB | 3,344円 | 2か月間割引あり 速度制限、通信エリアに注意が必要 |
無限Z | 50GB | SoftBank | なし | 2,980円 | 初月1,300円 |
この表で分るように、容量無制限ではないですが、50GBの大容量で安心安全なSoftBank回線、3日で10GB使うと速度が大幅に遅くなるような制限も無い「無限Z」の50GBプラン「無限Z50」はおすすめのポケットWiFiです。しかも、初月は1,300円なので月の途中で入っても損がありません。
只今「無限Z50プラン」は端末入荷待ちで申込できないようですが、大容量で「3日で10GB」の制限も無い「U2s」のプランは申込みできるようです。